【体験記】DOBOT協働ロボットセミナーに参加!

【体験記】DOBOT協働ロボットセミナーに参加!

先日、沖縄県工業技術センターの協働ロボット体験セミナーに参加しました。事前にラズベリーパイ(Raspberry Pi)でLチカなどを学んでいたこともあり、プログラミングで実際にアームが動く体験は、電子工作の知識が産業技術の最前線と繋がる感動的な一日でした。

 4軸ロボット「MG400」で学ぶ協働の基本

今回のセミナーでメインに使用したのは、4軸協働ロボット「MG400」です。DobotStudioProという専用ソフトを使ったプログラミング実習では、ブロックを組み合わせる形式が、事前学習で使ったScratchに似ており、非常に直感的に操作できました。プログラミング初心者でも、複雑なコードを書かずにロボットの動きを制御できることに感動しました。

DOBOT製 協働ロボット MG400

1. ロボットの動きを制御

MG400を使って、主に以下の実習を行いました。

基本動作の確認(MOVLとMOVJ)
カラーブロックの移動実習
繰り返し制御と変数
周辺機器との連携

さらに、光電センサやコンベアといった周辺機器との連携を体験しました。スタートボタンを押すとロボットがブロックをコンベア上に置き、センサがブロックを検知するとコンベアが停止するという、一連の流れを体験しました。この連携には、リレーを用いることで電圧の異なる機器を動かせる仕組みなど、入出力制御の技術が使われていました。事前にラズパイで学習したGPIO(General Purpose Input/Output)の考え方と、実際の産業機器のI/O制御が繋がりとても嬉しかったです。

未来への展望:ロボットと人間の「協働」

残念ながら、6軸ロボット「NOVA5」の操作はできませんでしたが 、デモンストレーションとして機械学習を使った「ちんすこうの仕分け」の概要を見ることができました。ちんすこうの仕分けを拝見して、ランダムな形状や配置に対応できる能力はこれまで自動化が難しかった分野へのロボット導入の可能性を感じました。

ラズパイとScratchで学んだ基礎的なプログラミングが、DobotStudioProのブロック制御を経て、最終的に産業ロボットの高度な制御に繋がっていることを実感しました。ラズパイでLチカを学ぶように、誰もがロボットを動かし、自分の仕事や生活に役立てる時代が来るかもしれません。

今回の体験セミナーは、未来の技術がすぐそこまで来ていることを肌で感じる貴重な機会でした。もし次の機会があればNOVA5を触ったり、機械学習の部分を深掘りしたりしてみたいです!