現在、チーム・アグリは西原町の農家さんにご協力いただき
栽培中のバジルからデータを採取しています。
実はここ沖縄、30年も前からバジルを生産しているんです。
暖かい気候のもとでは単年草のはずのバジルも平気で冬を越えます。
今では某大手調味料メーカーも質・量の安定した沖縄産バジルを加工しているそうです。
30年前というと日本ではちょうど「イタメシ」ブームの頃ですね。
イタ飯、ジュリ扇、アッシー君。
沖縄でバジルの栽培をスタートしたことで
イタリア料理は日本市場における市民権を獲得した。
かも、しれません。
この畑では様々な数値を計測し、葉の枚数や状態を分類することで
条件による生育や健康状態との関連性を調べています。
健康な葉のデータ
これは生育過程(苗の時)にアブラムシの被害を受けたもの
こっちは同じく生育過程に日照環境が影響したもの
これらの結果から、診断や予測を行うシステムやアプリケーションを開発しています。
これによって将来
農業経験の浅い人たちも手軽に栽培を始めることができ、
作物の成長や、収穫の喜びを効率的に体験することで
農業全体のすそ野を広げることができる、そう想像すると
胸が熱くなります!!!
そんな夢の事業に乗り出したチーム・アグリの今後に
ご期待ください!
ところで、
「バジリコ」という言葉、最近では耳にする機会も減りました。
これもハーブの名称なんですが、「バジル」と「バジリコ」
その違いはご存知ですか?
正解は … またどこかでお話ししましょうね。
それではまた次回。
素敵なテクニカルアグリライフをお過ごしください。
今回は、安全×ICTの研究状況をご紹介します。
1.機能概要
今回、開発研究に取り組んだ機能概要は、次の通りです。
- 人感センサーで設定エリア内に人(実際には、それ以外でも感知してました)を感知する
- 感知したタイミングで、搭載したUSBカメラで人物を撮影
- 撮影した画像データを添付ファイルとして、管理者へメールにて通知する
2.システム構成
今回の開発研究環境は、次の通りです。
- 本体:Raspberry Pi Zero W
- カメラ:Logcool HD WEBCAM C270
- センサー:HC-SR501 焦電型赤外線センサーモジュール(焦電人感センサー)
- ソフトウェア:Mjpg-streamer
3.設置状況
沖縄本社の正面玄関に設置しました。
4.処理イメージ
処理イメージは、次の通りです。
5.課題事項
今回の研究の課題事項です。
今回は、『画像認識』に焦点をあて、農業×ICTの研究状況をご紹介します。
1.機能概要
今回、開発研究に取り組んだ機能概要は、次の通りです。
- カメラで撮影した画像データ(農作物)をAIで解析
- 感染している病害を診断し、結果を一覧表示
- 病害に効果のある農薬を表示(外部サイトへのリンク)
2.システム構成
今回の開発研究環境は、次の通りです。
- AI:Visual Recognition @IBM-Cloud
- デバイス:これまで、社内研究で制作したカメラが搭載されたスマートデバイスなど
3.動作検証方法
社内栽培しているトマトを使用して、動作検証を行ってみました。
まずは、トマトに感染している病害の画像データを読み込ませました。
なお、病害の種類は、うどんこ病(38)・かいよう病(11)・モザイク病(30)・黄化葉巻病(92)の4つに限定しました。
それ以外に、健康な状態の画像データ(26)も読み込ませました。
次に、被検体の画像データは、次を使用しました。
その結果・・・
約74%の確立で病害を特定することができました。
4.まとめ
今回の技術研究では、10回のサンプリングで70%以上の病害を特定することができましたが、
被検体の画像によっては、誤診することがありました。
事前に読み込ませた画像データの種類や数量によって、評価処理(画像処理)に影響があると推測されます。
なお、画面遷移のイメージは、次の通りです。
今回は、『Leap Motion(リープモーション)』というモーションキャプチャデバイスを使った開発研究をご紹介致します。
『Leap Motion』とは、Leap Motion社から販売された手のジェスチャーによってコンピュータ操作できるデバイスのことで、ジェスチャーによって直感的に操作できる体験型システムです。1/100mmミリの間隔で動作を認識し、とても正確性のあるデバイスです。
PC等のコンピュータのUSBデバイスに接続する事で上記画面の中央にある赤外線LEDが点灯し、赤外線LEDに照らされた手や指を本体内部にある2基の赤外線カメラが撮影、画像の解析により3D空間での手や指の位置を割り出し、画面へ表示させる仕組みとなっています。
『Leap Motion』を使ったサンプルプログラムを作りましたので、下記の動画をご覧ください。
手や指の動きを捉えて画面表示や処理が可能の為、今後この特性を利活用し、医療・介護向け(手話や指文のテキスト・音声変換等)や観光業向け(デジタルサイネージを使って観光案内板の開発等)のサービスやアプリ開発へと取り組んでまいります。